のせでんアートライン2021 -「光」と「音」と「食」の芸術祭 -

「のせでんアートライン2021 メインビジュアル」 ©Kousei Ikeda(SPEKTRA) 《Septentrion》, © 2021 Nao Tsuda | Marihiko Hara
展覧会情報

2013年の能勢電鉄開業100周年事業として始まり、この地で生きる人々とアーティストが一体となってつくる2年に一度の芸術祭「のせでんアートライン」。妙見山を中心に、兵庫県川西市、猪名川町、大阪府豊能町、能勢町の能勢電鉄沿線の一市三町で開催され、今年2021年で5回目を迎える。

2020年、COVID-19によるパンデミックは私たちの生活を大きく変えた。しかし私たちはこの現実と向き合い、新しい未来へ進むことができるはず。

のせでんアートライン2021のテーマは、「Enlarged Mentality (視野の広い思考様式)」。それぞれの個人が持つ「主観的」な五感や思想や文化を、共有し分かち合う「客観的」な世界に適合していくことで、新しい未来を考える機会を生み出す。2021年、開催地域の川西市・猪名川町・豊能町・能勢町というこの地で生きている人たちとともに、そこに居合わせるあらゆる人のパースペクティブで見た、歴史・産業・伝統と接続した芸術祭を開催する。まず妙見山の「芸能信仰」「北極星信仰」から着想を得た「音」と「光」を中心とする芸術制作を行い、土地の歴史、風土、民俗に由来し人の手によって丁寧に生み出された「食」や「暮らし」を拡張させる取り組みを展開していく。

これは「文化」の語源となった「CULTIVATE (耕し養う、住まう、気遣う、慈しみ保存する)」を体現する表現であり、芸術を通した「生」の喜びを体験できる場の創造や人との出会いを目指すものなのである。

今年のテーマは「Enlarged Mentality ~他者との世界を共有するもの~」。テーマに即したサウンドや映像、インスタレーションなどの芸術作品を、それぞれの空間、ロケーションを活かして展示。オープニングイベントは、10/30(土)17:30〜テーマである「光」と「音」を駆使したオンライン音楽祭を開催(鑑賞無料)。クロージングイベントは11/20(土)~23(火祝)各日17:00~能勢町 旧東郷小学校校庭で野外シアターを実施(『ノマドランド』『もののけ姫』など)。そのほか、会期中は地域団体企画として、食や地域の学び、映像上映、アートライブなど、各地で個性溢れる13のプロジェクトが展開される。

© 2021 Nao Tsuda | Marihiko Hara

Image 1 of 2

Information

名 称:のせでんアートライン2021 -「光」と「音」と「食」の芸術祭-
テーマ:Enlarged Mentality ~他者との世界を共有するもの~
会 期:2021年10月30日~11月23日(25日間)
時 間:プログラムにより異なる(ホームページにて要確認)
会 場:能勢電鉄沿線~妙見山山頂エリア他
料 金:無料(一部有料イベントあり)
U R L: http://noseden-artline.com/2021/

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。

error: