江戸時代に描かれた伊勢物語・源氏物語の屏風や、公家の和歌や絵画など 全75点を展示 「王朝文化への憧れ ー雅の系譜」
貴族文化の華やかなりし平安時代。その王朝のみやびへの憧れは、現代の我々のみならず江戸時代の人々も強く抱いており、『伊勢物語』と『源氏物語』はその憧れの世界が描かれた代表的な王朝文学である。物語で鮮やかに浮かび上がる在原業平の恋物語、光源氏の人生絵巻では多くの和歌が詠まれ、後世の歌詠みの規範ともなった。また、相国寺は和歌史に燦然とその名を残す藤原定家の墓所として、ゆかりの寺宝を有するうえ、桂離宮や古今伝授で有名な八条宮智仁親王の菩提所として塔頭の慈照院には宮家ゆかりの寺宝が多く伝来している。
本展では、江戸時代に京で復興した王朝文化の世界をご堪能頂き、江戸時代に描かれた伊勢物語・源氏物語の屏風絵とともに、公家の和歌や絵画を紹介する。
開催概要
相国寺承天閣美術館「王朝文化への憧れ ―雅の系譜」
会期 2022年3月20日~7月18日
Ⅰ期 2022年3月20日~5月15日
Ⅱ期 2022年5月22日~7月18日
時間 10:00〜17:00 ※入場は閉館の30分前まで
会場 相国寺承天閣美術館
住所 京都府京都市上京区今出川通烏丸東入
休館 5月16日~5月21日は展示替のため休館
料金 有料 ※予約優先制、ホームページにて要確認
URL https://www.shokoku-ji.jp/museum/
<記念講演会 開催概要>
本展にも出展されている江戸時代の華やかな王朝物語屏風《源氏物語図屏風》狩野常信筆のほか、和歌の伝統や伝来の名宝について学べる絶好の機会となっている。
講師 相国寺承天閣美術館学芸員 本多潤子
日時 ■講座(90分間)5月3日(火・祝)14:00~15:30(開場13:30より)
■スライドトーク(30分間)5月7日(土)14:00~14:30(開場13:30より)
会場 相国寺承天閣美術館 2階講堂
定員 各回、当日先着40名様
料金 講演会参加は無料(※当日の鑑賞券要)
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