モネ 連作の情景 多彩なモティーフの連作を含む、約70点のすべてがクロード・モネ作品!
2024年2月10日(土)~5月6日(月・休)の期間、大阪中之島美術館にて「モネ 連作の情景」が開催される。印象派の代表的な画家のひとり、クロード・モネ(1840-1926)は、自然の光と色彩に対する並外れた感覚を持ち、柔らかい色使いとあたたかい光の表現を得意とし、自然の息遣いが感じられる作品を数多く残した。同じ場所やテーマに注目し、異なる天候、異なる時間、異なる季節を通して一瞬の表情や風の動き、時の移り変わりをカンヴァスに写し取った「連作」は、巨匠モネの画業から切り離して語ることはできない。移ろいゆく景色と、その全ての表情を描き留めようとしたモネの時と光に対する探究心が感じられる「連作」は、モネの画家としての芸術的精神を色濃く映し出していると言えるのかもしれない。
1874年に第1回印象派展が開催されてから150年の節目を迎えることを記念し、国内外のモネの代表作約70点が一堂に会す本展では、モネの代名詞として日本でも広く親しまれている〈積みわら〉〈睡蓮〉などをモティーフとした「連作」に焦点を当てながら、時間や光とのたゆまぬ対話を続けた画家の生涯を辿る。また、サロン(官展)を離れ、印象派の旗手として活動を始めるきっかけとなった日本初公開となる人物画の大作《昼食》を中心に、印象派以前の作品もご紹介し、モネの革新的な表現手法の一つである「連作」に至る過程を追う。展示作品のすべてがモネ作品となる、壮大なモネ芸術の世界を堪能してほしい。
■講演会
1.「モネ ジヴェルニーの庭と食卓」
2024年3月9日(土)林綾野(キュレーター・アートキッチン代表)
2.「モネの魅力、〈連作〉の謎」
2024年3月24日(日)島田紀夫(実践女子大学名誉教授・日本側監修)
3.「モネのジャポニスム」
2024年4月20日(土)小川知子(大阪中之島美術館 研究副主幹)
※1~3いずれも14:00~15:30(開場13:30)
※会場は大阪中之島美術館 1階ホール
※定員:150名(先着順、申し込み不要)※聴講無料、ただし観覧券(半券可)が必要。
■開催情報
【名 称】 モネ 連作の情景 Claude Monet: Journey to Series Paintings
【会 期】 2024年2月10日(土)~5月6日(月・休)
【時 間】 10:00~18:00 ※最終入場は17:30まで
【休 日】 月曜日(2月12日、4月1日、15日、22日、29日、5月6日は開館)
【会 場】 大阪中之島美術館 5階展示室[〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-1]
【H P】 大阪中之島美術館
【公式サイト】モネ 連作の情景
《藤の習作》1919-20年 油彩、カンヴァス 100.0×200.5cm ドゥルー美術歴史博物館 Musée d’art et d’histoire de Dreux, © F. Lauginie
《睡蓮の池》1907年 油彩、カンヴァス 100.6×73.5cm 石橋財団アーティゾン美術館
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